50代のライフスタイルブログ
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アンコールワット観光での1ドルの後悔があってフェアトレードを知る
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スタンディングオベーション。50代nicoです。
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アンコールワットとカンボジアの歴史
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みなさん、カンボジアというとどんなイメージですか?
- カンボジア王国 Kingdom of Cambodia
- 首都 プノンペン
- 公用語 クメール語
- 人口 1,513万人
タイとベトナムに挟まれ、東南アジアに位置しています。
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日本にとって、とても馴染みが深い国という気がします。
私はカンボジア旅行をしてから、とても気になる国のひとつです。
つい40年ほど前まで、内戦があった国です。
私がカンボジアに行った時は、ポルポトから独立をして民主化となった数年後。
アンコールワットが世界遺産登録後、世界から注目をされ始めた頃だったと思います。
カンボジアの歴史
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カンボジアの歴史は「アンコール帝国」後、戦争・独裁・内戦・独立などを経て、内戦が終結したのは1991年です。
カンボジアはベトナム戦争とも、深い関わりがあります。
ベトナム戦争中のカンボジア作戦や、それに続くベトナム・カンボジア戦争、カンボジア内戦の影響で多くの地雷と不発弾が埋まっている
引用:Wikipedia
カンボジアは内戦が終わった今でも、地雷に苦しめられています。
内戦終結後、民主化に向けて国連監視下の基に選挙が行われました。
そして1993年に、現在のカンボジア王国として再出発をします。
その過程で、日本は様々な人道的・経済的支援をしてきました。
当時テレビでも、カンボジアの民主化への動きがニュースになっていたのを思い出します。
それほど最近まで、戦争が行われていたということがわかります。
1972年内戦当時にカンボジアを訪れていた
フリーカメラマンの実話。主演:浅野忠信。
アンコール遺跡群
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数100年もの間、密林の中で誰にも見つからずに存在していた遺跡群。
なんかロマンを感じませんか?
私は学校でアンコールワットのことを勉強してから、いつか絶対に行ってみたい場所でした。
アンコール遺跡群の観光はカンボジア北西部のトンレサップ湖北岸
「シェムリアップ」の北側に位置するクメール王朝時代の遺跡群のこと
9世紀頃から建設された、現在のカンボジア王国の淵源となったクメール王朝の首都の跡
アンコール遺跡群の一つがあの、有名なアンコールワット。
ワット = 寺院 という意味
1431年にクメール王国が陥落後、数100年の間ジャングルにひっそりと存在していた。そして19世紀後半にフランス人学者アンリ・ムオーが密林の中から再発見するまで、手付かずとなったままだったのです。
本当にたくさんの遺跡があって、全部をちゃんと見て回るのはかなり時間がかかります。
現在は修復作業をしているところも、たくさんあるようです。
アンジー主演映画
「トゥームレイダー」のロケ地としても有名になりました
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民主化後のアンコールワット観光とカンボジア
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カンボジア旅行記。
いつかこのブログでも書きたいと思いますが、20代の時の話、かなり前です。
ただの思い出話し・・
でもちゃんとおぼえている事も、いっぱいあります。
アンコールワット観光
憧れのアンコールワット。
当時はまだそんなに日本人観光客もいなくて、欧米系の人が多かったと思います。
ちなみにこの時は、いわゆる大手旅行会社のパックツアー。
現地ガイドとドライバーがいました。
そしてこの現地ガイドは、17歳の少年で名前は「カップ」
本当はもっと複雑な名前でしたが、同じ意味で日本人にも馴染みのある「カップ」が愛称でした。
ポルポトから独立後に、これからは「日本語が役に立つ」とお父さんに言われて勉強をしたそうです。
まだカタコトでしたが、日本語で一生懸命ガイドをしてくれました。
ポルポト時代のことや、家族のことなども聞くと本当に「一生懸命」話してくれます。
私も日本のことや日本語の事など、カップの質問に答えて話ました。
そうして2泊3日のアンコール遺跡観光は、あっという間に終わりました。
アンコールワットに集まる人々
アンコールワット周辺には、観光客だけじゃないたくさん現地の人がいました。
舗装された道路はありませんでしたが、靴をはいていない人もたくさんいます。
子供から大人まで。
また地雷によって、片足がないという人もたくさん目にしました。
今はずいぶん地雷除去も進んでいると思いますが、当時はまだまだ地雷が埋まっている状態でした。
アンコールワット見=お花見
日本人が桜を愛でる花見のように、カンボジアではアンコールワットを見にいくと聞きました。
アンコールワットを見ながら家族でお弁当を食べたり、仲間とお酒を飲んだりするところ。
今はどうなんでしょうか?
アンコールワットは、カンボジアの人にとても愛されているという印象でした。
国旗にも、紙幣にも描かれています。
生活のために集まる人々
どこの観光地でも、観光客目当てでお土産を売る人たちがいますよね。
アンコールワットでも、民芸品などを売っている人が本当にたくさんいました。
小さな子供から大人まで、いろいろなものを手に持って追いかけてくるのです。
日本人だとわかると、日本語で話しかけてきます。
アンコールワットでの忘れられない出来事
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5才から10才くらいの子供達15人ほどが、ずっと後ろからついてきたことがありました。
私たちに、お土産を買ってもらいたくてです。
でもたくさんいる中からひとりだけ買うわけにもいかないし、一度買うとキリがなくなってしまいます。
ガイドのカップからも、子供たちがたくさん集まってくるから「買わないで」と言われていました。
そのため私は、一切買う素振りを見せずにいました。
それでもみんな、あきらめることなく後からついてきます。
きっと売るまで家に帰れなかったり、売れないとご飯が食べれなかったんだと思います。
その時の私はそんな事情を考えることもなく、絶対に買わないと決めていました。
少女のお土産は1ドルの商品
そんな子供たちの中でもずっと私のそばから離れない、5、6歳の小さい女の子がいました。
一生懸命、日本語で
「お姉さん、安いよワンダラー」
「おねえさん・・・」
と何回も言いながら。
当時は米ドルが主に流通していて外貨獲得のためにも、みんなカンボジア通貨より米ドルを使っていました。
当時1ドル150円くらいだったのかな・・
買ってくれないとわかると、他の子供たちは諦めて違う観光客のところに行きます。
でもその少女だけ何故か、私のそばからずっと離れませんでした。
そのうち迎えの車が来て私はその場を後にしたのですが、その子は車も追いかけてきたのです。
私もさすがに、なんか「とても悪い事をしてしまったな」と思いながら車に乗っていました。
でも引き返すわけにもいかないし、そこでの観光はそれで終わり。
1ドルで変わること
「1ドルの商品を買わなかった」私
「1ドルの商品を売りたかった」女の子
その時の私は1ドルを使っても、人生が大きく変わるということはありませんでした。
もっというなら10ドル20ドルを使っても、何かが変わることはなかったです。
でもあの女の子はきっと、1ドルの商品が売れたら
- お父さんお母さんに、とても褒められた
- もしかするともっと小さな兄弟が、お腹いっぱい何か食べられた
- その子の家族が、笑顔でいっぱいになった
全部想像ですが、生活がかかっていたことはわかります。
それぐらいあの女の子は必死でした、泣きそうなほどに。
アンコールワットでの1ドルの後悔とフェアトレード商品
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後から考えても、もうあの少女に会うことはできません。
どんなに頑張っても2度と会うことはないからこそ、とても後悔をしています。
でもこの旅行で、買ってよかったものもあります。
![アンコールワット銀細工](https://flatsharp50.com/wp-content/uploads/2021/08/img_6118-scaled-e1628058317607-500x340.jpg)
![アンコールワット銀細工](https://flatsharp50.com/wp-content/uploads/2021/08/img_6118-scaled-e1628058317607-500x340.jpg)
これは旅行中に訪れた、マーケットで買ったものです。
値段は忘れてしまいましたが、フェアトレードなど全く知らなかった私。
今思うと申し訳ないくらい、かなり安く買ったと思います。
そして今でもちゃんと綺麗で、アンコールワットの大事な思い出となっています。
1ドルの後悔
日本に帰ってからも、なんとなく罪悪感が残るような気持ちでした。
「なんで買わなかったんだろう・・・」
と思いますが、買わなかった理由もあります。
- ひとりから買うとキリがなくなってしまう
- もともとお土産をあまり買わない
そして、一番大きな理由がこれだと思います。
当時の私は旅行にも不慣れで、知らないこともたくさんありました。
カンボジアが平和な国家となったおかげで、アンコール遺跡の観光ができる。
このような恩恵を受けているとは、考えもしませんでした。
観光は国にもそこで暮らす人にも、大事な収入源だということもよくわかっていなかったのです。
独立をしたといってもカンボジアは最貧国で、一般の人の生活はとても貧しいものだったはずです。
裸足で歩いている人がたくさんいるんですから・・
フェアトレード商品を買うきっかけ
「フェアトレード」という事を何かの本で読んで知った時は、本当に目からウロコでした。
発展途上国の原料や製品を適正な価格で継続的に購入することを通じ、立場の弱い途上国の生産者や労働者の生活改善と自立を目指す運動である
引用:Wikipedia
安ければいいということではなく、適正な価格でものを買うことがフェアトレード。
そしてフェアトレードは、そこで暮らす人の生活の向上につながっているということ。
あの1ドルのお土産について考えるとき、「買ってあげればよかった」とも違うと思っていました。
それから欲しいものでフェアトレードの商品があれば、買うようになりました。
直接的には、あの女の子とつながっているわけではありません。
でも「フェアトレード」を知るきっかけにはなりました。
もし今の私があの少女からお土産を買うとしたら、ちゃんと商品を見て価格交渉をします。
それは値切るためではなく、「もっと価値のあるものだよ」と伝えたいのです。
売る方も買う方も、尊敬の気持ちをお互いが持てるように。
欲しいものを適正価格で買うという当たり前のことが、当たり前ではない現実。
私はどちらか選べるなら「フェアトレード商品」を、買います。
コーヒーやチョコレート、コスメなどを手にすることが多いです、
フェアトレード商品を買えるお店はこちら
アンコールワットでの1ドルの後悔まとめ
この旅行は、もちろん楽しい思い出もたくさんあります。
でも世界には、自分が知らない現実があるということも知りました。
そしてあの「お土産を買わなかったこと」は、やっぱり今でも後悔をしているのです。
いつもは、割とどんなことも
「後ろを振り返らない」「終わったことはしょうがない」
そう思って生きているのですが・・
この1ドルの後悔は、間違いなく私の人生3大後悔の一つです。
でもあの時の後悔があったから、フェアトレードを知ることにもなりました。
もちろん日々の生活で、いつもこんな事を考えているわけではありません。
普段は、自分のことで精一杯だし、コスパ重視だし。
でも買い物をしようと思った時に、少し高くても選べるならフェアトレード商品にします。
あの女の子が大人になって幸せに暮らしていることを願いながら・・
私の「人生3大後悔」他の2つは別の機会に←あっ別に興味ありませんね(笑)
カンボジアについてはこちらの作品も
普通の医大生がカンボジアに小学校を建設する実話
主演:向井理
アンジェリーナジョリー監督作品として映画化もされました
「キリング・フィールド」
ニューヨーク・タイムズ紙の元記者が、カンボジア内戦を取材した際の実話を映画化
#最後までお読みいただきありがとうございました♭