SDGsとフェアトレードとは?私は1ドルの後悔から始まった買い物
よくぶつかる。50代nicoです。
フェアトレード商品を買うきっかけは1ドルの後悔
あなたは、人生の中で後悔ってありますか?
私は、20代の出来事で今でも後悔していることがあります。
基本的には、「終わったことはしょうがない」と思って生きています。
でも今でもはっきりと憶えていて、なんであの時・・と思ってしまうことです。
そしてその出来事があったから、フェアトレード商品を買うようになりました。
民主化から数年後に行ったカンボジア
20代の時に行ったカンボジアの「アンコールワット」観光の時の事です。
カンボジアは民主化から数年しかたっていない時で、国全体が貧困状態でした。
街中には子供から大人まで、裸足で歩いている人もたくさんいました。
そして観光地に行くと必ず、民芸品などのお土産を売っています。
そんな中5〜6歳の女の子が、1ドルの商品を売るために一生懸命に話かけてきました。
でも何回話しかけられても、私は買うことはありませんでした。
カンボジアの女の子が忘れられなくて
旅行から帰っても女の子のことが、ずっと気になっていました。
たぶん「1ドルのお土産を買わなかった」という、後悔のため・・
そんな時に「フェアトレード」という言葉を聞いて、なんか妙に納得をしたのです。
それから欲しいと思ったものにフェアトレード商品があったら、そっちを選ぶようになりました。
特別なことをしなくても、自分にできることがあるということです。
SDGsの取り組みとフェアトレードについて
私が「フェアトレード」というのを初めて聞いたのは、かなり前でした。
何かを買うときに、安ければいいというわけではないと知ってなるほどと思いました。
同じものならフェアトレード商品
もし
- SDGs ???
- フェアトレード ??
という方は、参考にしてみてもらえると嬉しいです。
普段のお買い物が、世界の裏側の人とつながっている。
そんなお話しです。
SDGsの取り組みとフェアトレード
最近はいろいろなところで目にすることが多い「SDGs=エスディージーズ」という言葉。
- S = Sustainable(サステナブル) とは 持続可能な
- D = Development(デベロップメント) とは 開発
- G = Goals(ゴールズ) とは 目標
「誰一人取り残さない(leave no one behind)」
持続可能な社会の実現を目指す世界共通の目標です。
現代社会が直面している、貧困・環境破壊・人種差別などの諸問題を解決するために採択されました。
大手企業も、SDGsの取り組みをしているところがたくさんあります。
社会全体で2030年の目標達成のために努力をしています。
この1番目の「貧困をなくそう」がフェアトレードに、とても深く関わっています。
発展途上国の貧困をなくすためには、フェアトレードはとても有効な手段です。
私たちが身近にできる取り組みです
SDGsのために私たちができる身近なことが、フェアトレードの商品を買うことです。
フェアトレードとは?
「フェアトレード」とは直訳すると「公平・公正な貿易」ということです。
発展途上国の原料や製品を適正な価格で継続的に購入することを通じ、立場の弱い途上国の生産者や労働者の生活改善と自立を目指す運動である。
引用:Wikipedia
発展途上国から先進国への輸出品が、不当な安い価格で取引されないように、適正価格で貿易をすることです。
フェアトレードは、
- 貧困問題
- 環境問題
など深い関わりがあります。
身近にある安いモノ
日本で安く売られているものが、なぜ安いのかを考えたことはありますか?
- 安い原料
- 安い人件費
- 過剰に農薬などを使用している
安くてよかったと思っても、このような現実があります。
この現実を無くそうと行われているのが、「フェアトレード」です。
開発途上国の原料や製品を適正な価格で安定的に購入して、開発途上国の立場や弱い生産者や労働者の生活の改善や自立を目指すことを目的とした貿易
もちろん企業努力で、安くて良いものを生み出していることもあります。
でも世界には、このような発展途上国もあることを忘れてはいけないのです。
その国で生産された良質のものを、適正価格で手にすることは、「買う方も売る方もwinwin 」ということ。
人件費や原価が安いからといって、商品の価値が安くなるわけではありません。
安く買い叩くような、下品な買い方はしてはいけないのです。
フェアトレード商品を買うと変わること
私たちが、良いものを適正な価格で買うと世界ではいろいろな変化があります。
生産者へ収入向上をもたらすことのできる単なる手段だという見方もあるでしょう。しかしそれ以上に大切なことは、フェアトレードが、市場の在り方や消費者のマインドを変え、生産者と消費者とのより公正な関係性を築き、お互いに対する敬意や人権の尊重、品質を追求するモノづくり、地球環境へのリスペクト、そして民主的な社会を作っていくムーブメントの一翼を担っていることなのです
引用:フェアトレードジャパン公式HP
ラテンアメリカ生産者ネットワークCLAC代表 ラウル・デル・アギラさん
生産国では、経済発展やいろいろな変化が生まれます。
- 生産者の収入の向上・安定
- 学校などでの学習機会が増える
- 生産者も消費者もお互いを尊重・尊敬できる
他にもいろいろな側面があって、SDGsの取り組みにも貢献することができます。
SDGsのひとつフェアトレード商品について
フェアトレード商品を買うことは、日本では「社会貢献のひとつ」としてとらえられています。
もちろん、いろいろな取り組みの一つです。
でもいち消費者として、「欲しいから買う」という気持ちが一番大切なこと。
フェアトレード商品の選び方
フェアトレード商品を買おう!
そう思っても、わからないと買えません。
どれがフェアトレード商品かわかります
そのための「認証システム」があって、大手企業もフェアトレード商品を生産・販売しています。
- コーヒー
- ハーブ
- コットン
- 果物やナッツ
- カカオ
- ワイン
など他にもいろいろあります。
このマークがあれば、フェアトレード商品ということがすぐわかるのです。
このフェアトレードジャパンが一番有名ですが、他にもいくつかあります。
オーガニック商品とは
有機栽培されていて、最近はスーパーなどでもよくみるフェアトレード商品。
オーガニックというと高いというイメージですが、フェアトレード商品で買うことができます。
このマークをみたことはありますか?
農林水産省の登録認定機関の検査を受けて合格した物につける、認定マーク
そしてこの検査に合格した商品は、
- 有機商品
- オーガニック
と表示をしても良いとされています。
でも、有機JAS制度での表示の規制は「商品そのもの」に対してです。
- オーガニック = 有機商品
- 有機商品 = 無農薬商品 ではない
この制度は商品に対しての認定です。
認定マークがない商品に、有機栽培と表示されていることもあります。
これは実際に有機栽培を行っていたら、「有機栽培」と記載することは問題がないからです。
オーガニック商品が全部、フェアトレード商品というわけではありません。
エシカルとは聞いたことありますか?
最近は環境問題や貧困問題で「エシカル」という言葉も耳にします。
「エシカルファッション」は有名ですが、注目されたのはある事件がきっかけでした。
バングラディシュの縫製工場の火災
安すぎる賃金で作られていたファストファッションの工場でした
「エシカルファッション」とは、人と地球に優しいファッションのことです。
で、どんなファッション?というと
服の素材や、生産者、販売まで人と地球環境に配慮をして作られた服です。
「エシカル」という考え方も、いろいろな問題の解決のひとつとなっています。
パタゴニアもエシカルな商品に取り組んでいます
東京で蒸留されているクラフトジンはエシカルなお酒
スターバックスには、毎月20日「Ethically Connecting Day ~エシカルなコーヒーの日~」というのがあります。
生産地とのつながりを感じながらコーヒーを楽しむ機会となっていて、いろいろなイベントも行っています。
\スタバの記事はこちらもどうぞ/
SDGsに参加できるフェアトレード商品を買えるところ
今はネットショップやいろいろなところで買える「フェアトレード商品」
私は、コーヒーやチョコレート、コスメなどを買うことが多いです。
そしてコットン製品の洋服など、たくさんの製品があります。
コンビニやスーパーで買えるフェアトレード商品
私たちの一番身近にある、コンビニにもたくさんの商品がありますよ。
セブンイレブン
ハイカカオ好きにはたまらない。チョコレートは私もよく買っています。
ミニストップ
私はミニストップあまり行かないので知らなかったです。
コーヒー今度買ってみよ〜
このコーヒは、アイスだけじゃなくてホットやミルク入りカフェラテもありますよ。
ペットボトルにもフェアトレードコーヒーが。
そしてバナナもフェアトレード商品が売っています。
他にも、トップバリュやコープ、西友などにもたくさんの商品がありますよ。
コーヒーといえば・・
フェアトレード商品の代表でもあるコーヒーは、たくさんの企業で取り扱っています。
みなさん、よく行くカフェはありますか?
きっとそのお店にもあるはずです。
探してみてね
コーヒー発祥の地エチオピア
ここでの生産者の真実がわかります
\映画「おいしいコーヒーの真実」についてはこちもどうぞ/
コスメもあります
コスメに使われるハーブも、フェアトレード商品として作られているものがたくさんあります。
海外ブランドのコスメ
かなり以前から取り入れられています
トリロジーのオイル
私はブースターがわりにヘビロテしてますよ
その他にもいろいろあります
フェアトレード商品を取り扱っているネットショップが、たくさんあります。
People Tree
東京には店舗もありますが、ネットショップも充実
ナチュラルローソンのチョコレートが有名です
クラフトエイド
服飾雑貨やアクセサリー、小物雑貨
DECOYa
エスニック商品やコーヒー、カレーもあります
SDGsとフェアトレードについてまとめ
私はフェアトレードについて
「とても熱心に関心を持っているのか」と聞かれたら「そうでもない」のが本当です。
どちらかというと地球には優しくないし、基本的に買い物はコスパ重視だし。
でも自分が欲しいもので、同じような商品があったら少し高くてもフェアトレードの方を選ぶ。
自分が欲しいものをきちんとした価格で買う、それだけです。
カンボジアで「1ドルの商品」を買っていたら・・
たぶん、ここまでは思わなかったはずです。
でも「なんで買わなかったんだろう」とは思っていましたが、「買ってあげる」というのも何か違う気もしていました。
そう思ったらフェアトレード商品を買うことは、私の気持ちにとてもすんなりと入ってきました。
ほんの少し、気持ちを向けてみる、意識してみるということでした。
特別なすごい事をしなくても、普段のお買い物でOK!
常に「世界に目を向けて」とか「エシカルが」とかを考えて、生活はできません。
今までと同じ買い物でも、気がついたら「あのマークついてた〜」と思うとちょっと嬉しくなる。
そんな気持ちになってもらえると、私も嬉しいです。
#最後までお読みいただきありがとうございました♭